オフィスや工場などの引越しの際には、精密機器輸送のことも考えなくてはいけません。ちなみにここで言う精密機器というのはほんの少しの衝撃や温度、湿度の変化などでも故障してしまう可能性のある、繊細な機器です。このような機器はかなり高額であることが多く、通常の家具などと一緒に引越し業者に依頼してしまいますと、輸送途中で破損する可能性があります。通常の引越し業者は温度の調節などは行っておらず、梱包などもするものの、精密機器用の梱包ではありませんので、輸送時の振動によって故障や破損の可能性が考えられます。このような理由から、精密機器がある場合には精密機器輸送の専門業者に依頼して輸送をしてもらわなければならないのです。

ちなみにプリンターやパソコンなども場合によっては精密機器ということになりますので、これらはまた別にして精密機器輸送業者のほうに見積もりをしてもらい、引越しをしたほうがよいかもしれません。精密機器輸送は通常の引越しよりもコストがかかりますが、破損する危険性が少なくなりますし、万が一破損してしまった場合でも保険の適応によって弁償してもらうことも可能です。輸送に少しでも心配があるようであれば、精密機器輸送業者に依頼したほうが安心です。中にはオフィスの引越しをしている業者が同時に精密機器輸送も行っている場合もあります。このような場合には、精密機器だけ別に輸送の依頼をする必要もありませんので手間が掛かりません。