2013.06.14

精密機器輸送の豆知識:ホコリが精密機器に与える影響!

精密機器というのは、とても繊細かつ精密にできています。精密であるからこそ、小さいサイズでも様々な分野で高度な能力を発揮することができるのです。しかし、精密かつ高性能であるがゆえ、ほんの些細な事で壊れてしまうことがあります。その原因のひとつが、ホコリや塵です。では、精密機器のホコリが入ってしまったらどうなってしまうのでしょうか。
ホコリは、とても小さく精密機器の内部にまで入り込んでしまいます。精密機器は電気を通してその機能を発揮するものが多いので、内部に溜まったホコリが機器の熱放射の邪魔をして熱がこもることで故障の原因となったり、溜まったホコリが湿気などで固まり内部接触不良を起こしたり、水分を含んだホコリが機器内部のショートの原因となったりしてしまいます。このように精密機器はとてもホコリに弱いので、取り扱いにも注意が必要となります。
精密機器輸送の場合にも同様で、ホコリ防止のための防塵加工をしてあるトラックで製品を守りながら輸送することもあります。対象となる機器は、サーバーや光学機器、医療機器、通信機器など様々ありますが、このような精密機器は製造する過程でクリーンルームと呼ばれる塵やホコリを排除した場所で製造されています。製造からホコリに注意しているので、運ぶときにも細心の注意が必要なのです。とても高額な機器でもあるので、ホコリ対策をしっかりと行って、その性能を落とさないように運ぶことが精密機器輸送業者に求められます。

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